居並ぶ
いならぶ
動詞-五段-バ行動詞-自動詞
標準
to sit in a row
文例 · 用例
プノンペンの街、タマリンドの街路樹、メコン河の流れ、シソワット王の城内、彼方には椰子の林があり、赫熱とした熱帯の強烈な太陽の直射と、熱風を避けた王城内でノラの母はシソワット王と廷臣の居並ぶ玉座のまえで、オーケストラと数十人の唄い手の歌声のなかで華麗な彼女はカンボジヤの踊りを舞うのだった。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
老人の、ひとのよい無學ではあるが利巧な、若く美しい妻は、居並ぶ近親たちの手前、嫉妬でなく頬をあからめ、それから匙を握つたまま聲しのばせて泣いたといふ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
老人の、ひとのよい無学ではあるが利巧な、若く美しい妻は、居並ぶ近親たちの手前、嫉妬でなく頬をあからめ、それから匙を握ったまま声しのばせて泣いたという。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
まだランプをつけないので薄暗い土間に居並ぶ人影もおぼろである。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
「この男は世の中に怖いものがないのであろうか」 弓子はピシャリと小郷の顔を撲りたい衝動を感じながら、「それから、もう一つ投書が来てるんですが……」「あはは……小郷虎吉ついに投書欄の人気者になったか」「投書の内容は、実は……」 居並ぶ芸者や舞妓の顔を、素早く見廻して、弓子はズバリと言った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
見渡すと、居並ぶ若い娘たちは何れもしるこやぜんざいなど極めて普通の、この場に適しいものを食べている。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
船がいよいよ汽笛を鳴らして船首を外海に向け始めた時、ナポレオンが居並ぶ島民らと共に船に向って手を振ったのを、私は確かに見た。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
女も美しい軽羅を着てベンチへ居並ぶ。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
作例 · 標準
祭壇の前には紋付き袴に身を包んだ親族が居並び、厳かな雰囲気の中で式が始まった。
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新幹線のホームには、出張帰りのサラリーマンたちが整然と居並んで列を作っている。
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豪華なシャンデリアの下、各国から招かれた賓客たちが居並ぶ光景は圧巻の一言だった。
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