庭作り
にわつくり
名詞
標準
文例 · 用例
庭作りもまたそれである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
庭作りとして、高貴の家へ出入していたお島の父親は、彼が一生の瑕としてお島たちの母親である彼が二度目の妻を、賤しいところから迎えた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
水野が庭作りに化けて薩摩へ入り込んで、城内の蘇鉄の根方に手裏剣を刺し込んで来たというのは有名な話ですが、嘘だかほんとうだか判りません。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
箱庭作りのやうに器用な幽斎は、何の雑作もなく、「かならずと契りし君が来まさぬに 強ひて待つ夜の過ぎ行くは憂し」と、有り合はせの楢と橡と桐と樒と柿と椎と松と杉と柚と桑とを詠み込んで見せたものだ。
— 大正十一(一九二二)年 『茶話』 青空文庫
それよしと裁可したれば、明後日妻は京子と鍋、蒲団、鉄瓶、茶盆、携へて再び来り、六畳のこの一室に新家庭作り上ぐべし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
このような文庫は、丁度立派な庭作りの作った庭園のように、それ自身が一個の芸術品でもある。
— 三木清 『書物の倫理』 青空文庫
姑く画を廃して庭作りを楽んで居ると云ふ噂のあつたモネ翁が此二十七日から其新作を見せて呉れる事になつたのは嬉しい。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
彫刻、彩色、縫箔、挿花、盆栽、庭作り、建築等、みな美術なり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫