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欺瞞者

ぎまんしゃ
名詞
1
標準
deceiver
文例 · 用例
しかし偉大なる欺瞞者があって常に私を欺いているのでもなかろうか。
西田幾多郎 デカルト哲学について 青空文庫
欺瞞者が如何に私を欺くとも、私が考えるかぎり、私がある、コーギトー・エルゴー・スムの命題に達したのである。
西田幾多郎 デカルト哲学について 青空文庫
とは云え……ああ、時の欺瞞者よ!
豊島与志雄 或る女の手記 青空文庫
すなわち私は断乎として、偽なるものに同意しないように、またいかに有力で、いかに老獪であろうとも、この欺瞞者が何も私に押しつけ得ないように、用心するであろう。
MEDITATIONES 省察 青空文庫
しかしながら何か知らぬが或る、計画的に私をつねに欺く、この上なく有力な、この上なく老獪な欺瞞者が存している。
MEDITATIONES 省察 青空文庫
しかし現在、或る極めて有力な、そして、もしそういうことが許されるならば、悪意のある、欺瞞者が、あらゆる点において、できる限り、私を欺くことに、骨を折っていると仮定する場合、どうであろうか。
MEDITATIONES 省察 青空文庫
そして確かに私は何らかの神が欺瞞者であると見做すべきいかなる機会も有しないのであり、また実に何らかの神が存するかどうかを未だ十分に知らないのであるからして、単にこのような意見に依繋する疑いの理由は極めて薄弱であり、そしていわば形而上学的である。
MEDITATIONES 省察 青空文庫
しかしかかる理由もまた除き去られるように、機会が生ずるや否や直ちに、神は存するかどうか、そして、もし存するならば、欺瞞者であり得るかどうか、を検討しなければならぬ。
MEDITATIONES 省察 青空文庫