顔が見える
かおがみえる
表現形容詞-語幹
標準
identifiable
文例 · 用例
そういう場合には話している人の「顔が見える」。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
――老衰した親爺の顔が見えるような気がした。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
市役所のへんまで行くと暗やみの広場に人がおおぜいよっていて、町の家の二階三階からは寒いのに窓をあけて下をのぞいている人々の顔が見える。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
私の顔が見えると妹は後の方からあらん限りの声をしぼって「兄さん来てよ……もう沈む……苦しい」 と呼びかけるのです。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
今は娘のくめ子の小麦色の顔が見える。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
「あまり、火の傍に寄ると、火のあかりで、君の顔が見える。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
よく見ると学生も学生、僕等と同類の角帽じゃありませんか、僕はなんでも好いから声をかけようとすると、提灯の光に知人の顔が見えるじゃありませんか。
— 田中貢太郎 『提灯』 青空文庫
其の網の底の方……水ン中に、ちら/\と顔が見える……其のお前様、白い顔が正的に熟と此方を見るだよ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
作例 · 標準
この直売所では、どの商品も生産者の顔が見えるので安心して購入できる。
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地域の防災訓練では、いざという時に助けを求める人の顔が見える連携が重要だ。
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彼の作品は、どこか彼の人間性がにじみ出ており、作り手の顔が見えるようだ。
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小さな手作りパン屋さんなので、常連客一人ひとりの顔が見える温かい接客が魅力だ。
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