葉中
ようちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
銭と縄とでは、銭は縄では無く、縄は銭では無く、貫くものと貫かれるものとが異なっているが、枝葉と根とでは、枝葉中に在るものと、根上のものとが相通じて離れず、万事に適応するものと一貫するものと、此は即ち彼、彼は即ち此で、同じものであることが自然と見えて、実際に即して能く道理を語っている。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
「あの、お言葉中で恐れ入りますが、御忠告なら、御免を蒙りたいと思ひます。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
「あの、お言葉中で恐れ入りますが、御忠告なら、御免を蒙りたいと思います。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
更に幹部、其他の有志と共に千葉中學校に至りて演説す。
— 大町桂月 『千葉夜行記』 青空文庫
千葉中學校の校長は海鹽欽衛といふ人也。
— 大町桂月 『千葉夜行記』 青空文庫
真淵が万葉にも善き調あり悪き調ありといふことをいたく気にして繰り返し申し候は、世人が万葉中の佶屈なる歌を取りて「これだから万葉はだめだ」などと攻撃するを恐れたるかと相見え申候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
しかし『万葉集』崇拝家なる者は、多く万葉の区域(否、むしろ万葉中の或部分)を固守して一歩もその外に越えざるを以て、歌に入るべき事物材料極めて少く、ために吾人が感得する諸種の美を現すこと能はず。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
眞淵が萬葉にも善き調あり惡き調ありといふことをいたく氣にして繰り返し申し候は世人が萬葉中の佶屈なる歌を取りて「これだから萬葉はだめだ」などゝ攻撃するを恐れたるかと相見え申候。
— 正岡子規 『歌よみに與ふる書』 青空文庫