未来派
みらいは
名詞
標準
futurism
文例 · 用例
実以て茲には目覚ましい精神があるし、未来派発生当時のアポリネールの態度をでも想ひ出させる底の気慨が見られる。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
そうかと思うと一方で立体派や未来派のような舶来の不合理をそのままに鵜呑みにして有難がって模倣しているような不見識な人の多い中に、このような自分の腹から自然に出た些細な不合理はむしろ一服の清涼剤として珍重すべきもののような感がある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
自分は不幸にして未来派の画やカンジンスキーのシンクロミーなどというものに対して理解を持ち兼ねるものであるが、ただ三色版などで見るこれらの絵について自分が多少でも面白味を感ずる色彩の諧調は津田君の図案帖に遺憾なく現われている。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
未来派の絵というと、ギタアが出て来るのは、あれはどういう理由によるのだろうか。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
私は油黄を塗布する、未来派の入墨を瞼に刺繍する。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
こうした瞬間を限って変る人間の気持ちと、構成され破壊される歴史の記録を掲示する銀座の青色の夜、プロレタリア駆逐したプチ・ブルジョワ達によって、かくも盛大に開演された未来派のオペラ、金属的なめろでい、青磁色の空には女優募集の広告と、ダダイズムの集会の予告板とが蛾と戯れていた。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
妾達の祖先が献身的であったころ、アルチバセフの快楽主義にさえ身顫いしたロシア婦人は欧羅巴スタイルの淫事も、寝床で踊る未来派の怪奇も、断髪にする苦痛さえもなし、公爵婦人の名誉さえ瞬間に地に葬ったのです。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
冬子の「ホシ」と題した歌のようなものがあったが、意味のどうしても分らない全く未来派のようなものであった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
作例 · 標準
20世紀初頭にイタリアで未来派という芸術運動が生まれた。
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彼の作品には、未来派の影響が色濃く見られる。
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未来派の画家たちは、速度や機械を賛美した。
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