毒舌家
どくぜつか
名詞
標準
person with a sharp tongue
文例 · 用例
これが彼にはひどく自慢であつたが、或る日毒舌家の尾山篤二郎君が訪ねて來て、「何だそりやあ。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
この次男は、兄妹中で最も冷静な現実主義者で、したがって、かなり辛辣な毒舌家でもあるのだが、どういうものか、母に対してだけは、蔓草のように従順である。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
若い頃には、かなりの毒舌家だったらしいが、いまは、まるで無口である。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
「無論、田村の狂死、さ」と、毒舌家の病人は笑つて、「あいつが生きてるうちに、おれは死にたくない。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
――その時分|漸く奉還金の残りが公債証書で渡されるとかいって悦びあっていた間柄だった――気むずかしい毒舌家の藤木さんが、一番気のあった女だった。
— 長谷川時雨 『チンコッきり』 青空文庫
加野がみかねて、「富岡さんは無類の毒舌家なンだから、気にかけないでいらつしやい。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
こんなところで、蚊にでもさゝれて、病気しちやア毒だよ……」「あとで、一人で帰ります……」「あいつはね、いゝ人間なンだけど、毒舌家なンだ。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
本能的に、毒舌家の富岡を、ひどいめにあはせてしまひたいやうな、反抗の気が湧いた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
会議では、あの毒舌家が鋭い意見を連発して場を盛り上げた。
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テレビ番組に出演している毒舌家は、視聴者の共感を呼ぶことも多い。
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え、あの人が毒舌家だって?全然そうは見えないけど!
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