目に浮かぶ
めにうかぶ
表現動詞-五段-バ行
標準
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文例 · 用例
自分はありありと亡き人の俤が目に浮かぶ。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
蒼い無限の海原が自分を吸い込もうとして蜿蜒をうっている、それがまず目に浮かぶのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
池の竜舌蘭が目に浮かぶと、清香の顔が見えて片頬で笑う。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
私の記憶によれば、この父の代ですらなほ家運隆盛な一時期もあつて、ひところ四五十台の機械|機を動かした頃なぞが目に浮かぶ。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
その不純を容れながらも、尊王の旗を高くかかげて進んで行こうとしているらしい友だちの姿が半蔵の目に浮かぶ。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
たとえば、赤い夕空の下に、工場の煙突がたくさんたっている、近代的な街の風景とか、だいだい色の太陽が燃える丘に、光線の波うつ果樹園とか、さもなければ、はてしない紺碧の海をいく、日章旗のひるがえる商船とか、そんなような、清らかで、朗らかなうちにもさびしい、けしきが目に浮かぶのだよ。
— 小川未明 『兄の声』 青空文庫
ただ真っ白な荒寥とした鉛色に光る氷の波濤が起伏していて昼夜の区別なく、春夏秋冬なく、ひっきりなしに暴風の吹いている光景が目に浮かぶのでした。
— 小川未明 『台風の子』 青空文庫
無理に喜びを押し殺そうと努めながらも、子供のように上機嫌だった母の顔が目に浮かぶ。
— 外村繁 『日を愛しむ』 青空文庫
作例 · 標準
故郷の景色を思い出すと、美しい田園風景が目に浮かぶ。
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あの日の事故の光景が、今でも鮮明に目に浮かぶことがある。
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彼の語る夢は、まるで目の前にあるかのように私にも目に浮かんだ。
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