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隠し湯

かくしゆ
名詞
1
標準
文例 · 用例
半之助はそのなかで、「隠し言葉」「隠し草鞋」「隠し湯」などということを、面白く聞いた。
山本周五郎 山彦乙女 青空文庫
そこに、信玄の隠し湯という言い伝えのある、自然のいで湯と、かたちばかりの小屋がある。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
ところが、九兵衛が一行に加わって以来、稲吉も日本左衛門も、遂にこの信玄の隠し湯に追いついては来ませんでした。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
一同はまた山かごにお蝶をのせて、信玄の隠し湯から木賊の奥にはいりました。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
あの信玄の隠し湯を出てからでさえ、まだ飛脚屋や炭焼などにも、ひとりも出会っておりません。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
もっとも、かごかきどもの考えでは、信玄の隠し湯あたりで、とうに引っかえしたい算だんであったのですが、帰るといえば、大刀に手のかかる対手であることは分り過ぎていたので、今日まで、折を待ちながら、いやいや従いて来たものです。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
あの方に怪我をさせたくないばかりに、信玄の隠し湯からこっちへ来るまで、ずいぶん気の永い網を張っていました。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫