凹める
くぼめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to hollow out
文例 · 用例
四十一年七月 顔の印象 六篇 A 精舎うち沈む広額、夜のごとも凹める眼――いや深く、いや重く、泣きしづむ霊の精舎。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
玲泉は予が交友中尤も快活なるもの、然も肉落ち眼窩凹めるの状を想見すれば一片哀憐の念禁ぜず、予は渠が創痍の速に癒えて後送せらるゝ日を待つや切なり、乃ち之に一書を贈り、末尾に短歌十五首を附す。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
其の凹める處は、小川流れ、水田あり。
— 大町桂月 『東京の近郊』 青空文庫
姫が狭手彦の船を見おくりつつ、ここより空しく領巾ふりけむと、かきくるる涙にあやなや、いづれを海、いづれを空、夢か現かのそれさへ識るの暇もなく、宛も狂へるものの如くに山を下り、松浦川を渉りしをりのかたみとて、その川の畔に、姫が踏みしめし足かたの今もなほ石に凹めるがありといふ。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
450白雪融けて量増せる二條の流れ山降り、怒號の水をもろともにその源泉の高きより、深く凹める峽谷に合流なして注ぐ時、離れて遠き山上に牧童その音聞く如く、混じ戰ふ軍勢の中より音と畏怖と湧く。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
作例 · 標準
おにぎりを作る際、真ん中を指で少し凹めて、そこに酸っぱい梅干しを乗せる。
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粘土の塊の中央を親指で力強く凹めて、小さな器の土台を形作っていった。
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「もう一段階、表面を深く凹めるように削ってください」と彫刻の指導を受けた。
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