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花衣

はなごろも
名詞
1
標準
fancy kimono used for cherry blossom viewing
文例 · 用例
ちょうど机の上に昨夕買って来た『新声』の卯花衣があったから、「雪チャン。
寺田寅彦 雪ちゃん 青空文庫
下 堅く妄想を捏して自覚|妙諦 腕を隠せし花一輪削り二輪削り、自己が意匠の飾を捨て人の天真の美を露わさんと勤めたる甲斐ありて、なまじ着せたる花衣|脱するだけ面白し。
幸田露伴 風流仏 青空文庫
村の娘達が、元禄袖の花衣裳をつけて、客の間をあつせんしてゐる様は、誰の心にも長閑な夢を誘ひ、真実、今の世にある想ひを忘れしむるに充分な光景であつた。
牧野信一 夜の奇蹟 青空文庫
雨の樹の下には紅の花衣 あの紅の花はと訊ねると、仏桑華と答える。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
菫、五形の花衣、 藤、山吹の花かつら。
正岡子規 花枕 青空文庫
さて大正女流は、くずれ座す汝がまわりの春の帯   なみ女花衣ずりおちたまる柱かな   和香女花衣ぬぐやまつはる紐いろ/\   久女 春帯をときすてて崩れる如く座っている女と、その周囲の帯との色彩を写生し、柱にぬぎかけた花衣が、衣のおもみにずりおちて柱のもとにたくなっている妖艶さ。
杉田久女 大正女流俳句の近代的特色 青空文庫
花見から戻ってきた女が、花衣を一枚一枚はぎおとす時、腰にしめている色々の紐が、ぬぐ衣にまつわりつくのを小うるさい様な、又花を見てきた甘い疲れぎみもあって、その動作の印象と、複雑な色彩美を耽美的に大胆に言い放っている。
杉田久女 大正女流俳句の近代的特色 青空文庫
ノラともなりえず、ホ句に慰藉を求めては、貧しき家をめぐらす野茨の月の純真さに、すべてを忘れ、花衣の色彩の美しさにもこころひかるる、感じ易き久女。
杉田久女 大正女流俳句の近代的特色 青空文庫
作例 · 標準
桜の季節には、多くの女性が美しい花衣をまとって花見に出かける。
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彼女は花衣を着て、満開の桜の下で写真を撮っていた。
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特別な日だからと、母が仕立ててくれた花衣を着てお花見に行った。
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