目八分
めはちぶん異読 めはちぶ
名詞
標準
below eye level
文例 · 用例
)朱塗金蒔繪三組の杯に飾つきの銚子を添へ、喰摘の膳を目八分に捧げて出で來る。
— 泉鏡太郎 『熱海の春』 青空文庫
」と、上座の私たちを、目八分に透かすと、「只今、ここに御酒をめしあがっていらっしゃるのが北原白秋先生に山本鼎先生でございます。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
耳の横に新しいフリージャの花を飾ったアダリーが、湯気の立つ赤黒い液体を湛えた青い茶碗を二つ載せた銀盆を目八分に捧げて這入って来た。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
被布から皺びた腕を伸ばして、目八分に、猪口をあげる指形で、「何とかいうたに、それ、それ、乾盃、あれに限るぞに、いい事じゃ。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
殴りつけられる時するように腕をまげて目八分の所にやって、逃げ出す事もし得ないでいた。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
五人の藝妓の中、其處からも此處からも名を呼び立てられるのは、時々編集局でも名を聞く市子と謂ふので、先刻膳を運ぶ時、目八分に捧げて、眞先に入つて來て、座敷の中央へ突立つた儘、「マア怎うしよう、私は。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
五人の芸者の中、其処からも此処からも名を呼び立てられるのは、時々編輯局でも噂を聞く市子と謂ふので、先刻膳を運ぶ時、目八分に捧げて、真先に入つて来て、座敷の中央へ突立つた儘、「マア怎うしよう、私は。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
そして何かの席で祝詞のようなものを読んだことが一度あったが、奉書を目八分にささげ持って、さすがに士族らしい位があった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
相手を敬う気持ちを込めて、贈り物は目八分に捧げ持つのが礼儀だ。
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仏像を拝むときは、視線を少し下げて目八分に向けるのが正しいとされる。
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「少し目八分に構えて、威圧感を与えないように気をつけて」と指導を受けた。
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標準
about eight-tenths full
作例 · 標準
お酒を注ぐときは、なみなみと注がず目八分にとどめるのが上品だ。
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「ご飯の盛りは目八分でお願いします」とダイエット中の彼女が注文した。
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茶碗の八分目、いわゆる目八分までお茶を注ぎ、客人に差し出した。
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