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名詞
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標準
文例 · 用例
その『弘仁式』は、嵯天皇の弘仁年間に出来たもので、今は亡びてしまいましたけれども、幸にその目録だけが遺っております。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
夏の部うは風に音なき麦を枕もと 嵯の田舎に、雅因を訪ねた時の句である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
しかしこれはむろん省かなくてはならぬ、なぜならば我々は農商務省の官衙が巍として聳えていたり、鉄管事件の裁判があったりする八百八街によって昔の面影を想像することができない。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
が、しかしその一つ一つが、々たる巌、森とした樹立に見えた。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
御先祖の霊前に近く、覚悟はよいか、嬉しゅうござんす、お妻の胸元を刺貫き――洋刀か――はてな、そこまでは聞いておかない――返す刀で、々たる巌石を背に、十文字の立ち腹を掻切って、大蘇芳年の筆の冴を見よ、描く処の錦絵のごとく、黒髪山の山裾に血を流そうとしたのであった。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
雲巌寺は開基五百余年の古寺で、境内に後嵯天皇の皇子仏国国師の墳墓がある。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
「またその身に蘿また檜榲生い」というのは熔岩流の表面の々たる起伏の形容とも見られなくはない。
寺田寅彦 神話と地球物理学 青空文庫
) 宇治は、嵯は。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫