木笛
きぶえ
名詞
標準
文例 · 用例
『姿隠しの袋笠』と『鳥音聞こえの木笛』とな、で、一つずつ分けるまでじゃ」「なるほど、それはよい方法。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「宝物を守っている身だからよ」「ああ、さようでございましたな」「……『姿隠しの袋笠』と『鳥音聞こえの木笛』とは、王朝時代から有名な物じゃ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
『鳥音聞こえの木笛』を吹けば無数の小鳥が集まって来て様々の事を話してくれる。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
形|掌へ隠れるばかり、きわめて小さいものであったがこれぞすなわち「鳥音聞こえの木笛」で平安朝時代の大盗賊袴垂保輔使用の宝器だ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
鳥音聞こえの木笛 笛を吹きながら三太夫は小鳥の囀りに耳を澄ましたが、「よし」と云うと吹き止めた。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
……これこそ名高い『鳥音聞こえの木笛』じゃ!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
あそこから木笛が来る。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
お互に憎みっ競をして、出来るなら、息の根を留めたいと思っていながら、4340ここではオルフォイスの琴に寄って来る獣のように、あの木笛の取持で一しょになっているのだな。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫