臻
臻
名詞
標準
文例 · 用例
此の如く内憂外患並び臻つた日に、公は局に当つて思を労した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
純情にして簡朴なる、幽玄にして富贍なる、情意臻つて詞華之に順じ、境涯極に入つて象徴の香氣一に鐘る。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
顧ると感慨交々臻る。
— 北原白秋 『「白秋詩集」序』 青空文庫
純情にして簡朴なる、幽玄にして富贍なる、情意臻つて詞華之に順じ、境涯極に入つて象徴の香気一に鐘る。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
本篇刊行の久しき年月のうちに、おもひまうけぬ災害の並び臻れること、上にいへるがごとくなれど、誰人かおのれが心事をおしはかりえむ。
— 大槻文彦 『ことばのうみのおくがき』 青空文庫
今世間に行われて居る批評の径路を考えて見ると、申し訣ないが、私のやった行きなり次第の分解批評が、大分煩いして居るのに思い臻って、冷汗を覚える。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
そうしてとどのつまり、短歌の宿命に思い臻った。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
王建の詞に盤巾結帶分兩邊と云ひ周復俊の咏に翠帶雙飃翠葉搴と云ひ元の道士馬臻は繍帶斜飛亭際柳と云ひ明の蔡羽は葡萄結束相思帶と云ふのはこれだ。
— 原勝郎 『鞦韆考』 青空文庫