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発百

はつひゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
矢継早の名人で、機関銃のように数百本の矢をまたたく間にひゅうひゅうと敵陣に射込み、しかも百発百中、というと講談のようになってしまうが、しかし源氏には、不思議なくらい弓馬の天才が続々とあらわれた事だけは本当である。
太宰治 花吹雪 青空文庫
例えば今月中少なくも各一回の雨天と微震あるべしというごとき予報は何人も百発百中の成効を期して宣言するを得べし。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
大の男が、あんな小さい弓を、ふしくれ立った手でひねくりまわし、百発百中の腕前になってみたところで、どろぼうに襲われて射ようとしても、どろぼうが笑い出しますし、さかなを引く猫にあてても描はかゆいとも思やしません。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
いまは百発百中である。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
発百中の推理というのは、時折ホームズの心を支配する詩的で瞑想的な気分に対する反動ではなかろうか。
THE RED-HEADED LEAGUE 赤毛連盟 青空文庫
それで百発百中だから驚くさ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
百歩を隔てて柳葉を射るに百発百中するという達人だそうである。
中島敦 名人伝 青空文庫
奥儀伝授が始まってから十日の後、試みに紀昌が百歩を隔てて柳葉を射るに、既に百発百中である。
中島敦 名人伝 青空文庫