粛公
しゅくこう
名詞
標準
文例 · 用例
然るに前二議会における審議の経過に徴し、また最近の政情に察するに、衆議院における実情は到底円滑なる国政の運用を期し難きものありと認め、政府は厳粛公正なる選挙を行い、明朗なる政情の下に所信を実現せむことを期し、ここに衆議院の解散を奏請した次第である」と。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
ほぼ絶対多数を擁する政友会が当時の岡田内閣を承認しないことは、挙国一致を欲しないことであるから、これでは政情の明朗を欠くので、解散にして厳粛公正な粛正選挙をやらねばならぬというのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
孫権が、馬を下りて、陣門に出迎えたので、「粛公は大へんな敬いをうけたものだ」と、諸兵みな驚いた。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
「粛公、あなただけは、呉の群臣の中でも、物の分ったお人かと思っていたら、今の仰せでは、あまりにも世の本義と事理に没常識すぎるではないか。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
――また粛公には、呉侯に対して皇叔がこのように苦衷しておられる仔細を、何とぞよろしきように、お伝え給われ。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
「呉の国柱と仰がれた人は、その初めを周瑜公となし、次いで魯粛公がこれを享け、先頃までは、呂蒙公を以て、国家の大事も、この人あればと、衆みな信望していたものでした。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
三代|肅公綱條は享保三年に薨じた。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
これは肅公の世の事で、義公は隱居の身分で藤井を誅したのである。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫