君恩
くんおん
名詞
標準
the favor of one's ruler (favour)
文例 · 用例
そして、戦敗れ、自刃する際に臨んで「七度この世に生れて君恩に報いん」とさえ誓っております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その七十七「君恩優渥満家財。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
かの帝政論派なるものは実にこの君徳君恩を称賛してもって世道人心を誘起せんと試みたり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
上国ニ遊びし頃、深君恩の辱を拝し海軍ニ志あるを以、官請爾来欧心刻骨、其術を事実ニ試とせり。
— 慶応二年十一月 溝淵広之丞あて 『手紙』 青空文庫
郡宰としての先生の治績には、父老会飲、賞罰の厳明の如き徳育風教の振興は勿論、社会法の徹底、均田法の施行、 雲南四郡看山遍 芸北三川度水頻 知道君恩無極已 衰来還賜自由身。
— 中村憲吉 『頼杏坪先生』 青空文庫
遠山權六は君恩の辱ないことを寝ても覚めても忘れやらず、それから毎夜ぐる/\廻るの廻らないのと申すのではありません。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
君恩酬ふ身の一死今更我を惜まねど行末いかに漢の運、過ぎしを忍び後しのぶ無限の思無限の情、南成都の空いづこ玉壘今は秋更けて錦江の水痩せぬべく、鐵馬あらしに噺きて劔關の雲睡ぶるべく。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
幾千万といふ日本人が悉く「死」をもつて君恩に報い奉らうとしてゐるこのすがたは、米英のともがらにはしよせん想像もつくまい。
— 岸田國士 『空地利用』 青空文庫
作例 · 標準
代々、この家門は主君からの厚い君恩に浴してきた。
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君恩に報いるため、彼は生涯を国の発展に捧げることを誓った。
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忠臣は、賜った身に余る君恩を思い、人知れず涙を流した。
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