塗被紙
とひし
名詞
標準
coated paper
文例 · 用例
「イヤとてもお話にもなんにも……」とやっぱり頭をかいていたがポケットから鹿皮のまっ黒になった煙草入れとひしゃげた鉈豆煙管とを取り出した。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
而して瞬く暇にかんかん虫は総て其の場に馳せ集まって、「何んだ何んだ」とひしめき返して、始めから居たかんかん虫は誰と誰であるか更に判らなくなって居る。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
とひしと上※の腰に縋りて、口説きたるには、泰助も涙ぐみぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
…… それさえ尋常ならず、とひしめく処に、搗てて加えて易からぬは、世話人の一人が見附けた――屋台が道頓堀を越す頃から、橋へかけて、列の中に、たらたら、たらたらと一雫ずつ、血が落ちていると云うのである。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
六郎はひとひしぎに執り押えようとしたが、逃げられたので気をいらだたして、「待て」 女姿の者はすこし前に走ってから右の方へ折れた。
— 田中貢太郎 『頼朝の最後』 青空文庫
人民たちがのこらず町の門にあつまって来て、魔女の焼きころされるところをみようとひしめきあいました。
— DE VILDE SVANER 『野のはくちょう』 青空文庫
神社ノ額ハ、海軍少将大勲位依仁親王殿下ノ御染筆ニテ、高村光雲ノ作ナリ、社殿背後ノ丘上ニハ、竹田宮昌子内親王殿下ノ御染筆ニ係ハル妃ノ命ノ さねさしさがむのをぬにもゆるひのほなかにたちてとひしきみはもノ御歌ヲ彫ミタル記念碑アリ。
— 牧野信一 『或るハイカーの記』 青空文庫
人々は騒ぎ立って艪を構えようとひしめいた。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
作例 · 標準
写真集の印刷には、光沢のある塗被紙を使用して色彩の鮮やかさを再現した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この高級な塗被紙は、インクの発色が良く、保存性にも優れている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
カタログの表紙に厚手の塗被紙を採用し、手触りの良さと耐久性を両立させた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview