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称三

しょうさん
名詞
1
標準
文例 · 用例
寛政十一年に狩谷氏で斎は此より先に実家高橋氏を去つて保古が湯島の店津軽屋に来てをり、此時家督相続をして保古の称三右衛門を襲いだかとおもふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
行状を参照すれば、「二弟曰汝亦夭、有子曰万年、(中略)亦夭、有子曰惟繩、称三郎、於先生為姪孫、今嗣菅氏、(中略)又延志摩人北条譲、為廉塾都講、以妹女井上氏妻焉」と云つてある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
そしてここから縦走する予定でした海抜一二四四・二メートルの俚称三国ヶ山は大森林やスズ竹の突破がなかなか苦しいのであきらめて下山することにしました。
加藤文太郎 単独行 青空文庫
一番高いところではないがこれが兵庫鷲羽俚称三ツヶ谷の頂上海抜四〇九〇尺の三角点だ。
加藤文太郎 単独行 青空文庫
だから、是から創作に志す程の諸君は、此の纏りのない一文でも、読み終つたならば尠くともその事だけは信じ、そして最早過去の作家達を悩ました一人称三人称問題なぞに、改めて余計な苦労をする事なく、安んじて「私小説」「心境小説」に就かれん事を希望する。
久米正雄 「私」小説と「心境」小説 青空文庫
もう三十五(通称三十)元々美人ぢやないところへ、やつれて、顔が物言ふ街の女のことで、明るいうち、顔のハッキリ見えるうちはショーバイにでられない、とこぼしてゐた。
坂口安吾 パンパンガール 青空文庫
忠敬の前半生 伊能忠敬は、幼名を三治郎、後に佐忠太と云いましたが、成人して通称三郎右衞門と称し、字は子齊、東河と号し、晩年には勘解由とも称しました。
石原純 伊能忠敬 青空文庫
十代三右衞門、後の稱三左衞門は明治二十年二月二十六日に歿し、榮壽軒梵譽利貞至道居士と法諡せられた。
森鴎外 壽阿彌の手紙 青空文庫