有名無名
ゆうめいむめい
名詞名詞-の形容詞
標準
well-known and unknown
文例 · 用例
何かにつけて有名無名の士の名刺を頂戴することを商売の秘訣と心得ているのである。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
しかし、長幼老若の区別や、有名無名の体裁を離れて、実際の力の上から物を云うモンパルナスの芸術家気質の言葉を、尊敬して傾聴した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
書物の内容の価値とか、著者の有名無名とかいうことでなしに、ただ、「自分の伯父の書いたものを、得々として自分が持って行く」という事の中に、何か、おしつけがましい、図々しさがあるような気がして、神経質の三造には、堪えられないのである。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
楽堂の片隅に身を狭めながら自分相応の小さな楽器を執って有名無名の多数の楽手が人生を奏でる大管絃楽の複音律に微かな一音を添えようとするのが私の志である。
— 与謝野晶子 『鏡心灯語 抄』 青空文庫
彼は有名無名――そんなことを死際まで氣にしてゐるやうな男ではなかつた。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
だのに、このおでこのしゃっぽ、ひどいひどい浮気者で、以前は芝の蒲団屋の娘だったとかかみさんだったとか、蒲団屋のかみさんだけにやたらに誰とでも寝たのかもしれないが、この間死んだ伯鶴、先代小円朝、今の金語楼、等々まだまだそのほか大正末から昭和へかけての講談落語界には有名無名の関係者がたくさんあった。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
今日時々有名無名の著作物に関してその記念的祝宴があるのを見て自分は時々小うるさい感じがするのだが、思へばかう云ふつまらない時間つぶしの会合の習慣を作つたに就いては自分も多少その責任があるかも知れない。
— 佐藤春夫 『芥川龍之介を憶ふ』 青空文庫
一九三〇年代から現在にいたるまでのハリウッドが世に送り出した、有名無名のさまざまな美女たちの、脚線美ポーズ写真だ。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
作例 · 標準
この展覧会には、有名無名問わず多くの画家が作品を出展している。
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彼女は有名無名のアーティストの作品を熱心に収集している。
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音楽の世界では、有名無名に関わらず良い曲が評価されるべきだ。
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