空を覆う
そらをおおう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to cover up the sky (e.g. smoke)
文例 · 用例
果して黒い雲が空を覆うて暗くなった。
— 田中貢太郎 『嬌娜』 青空文庫
その人垣は交差点の角に空を覆うて建った大百貨店の前から、幾重にもなって街上へ氾濫しているのであった。
— 佐左木俊郎 『或る嬰児殺しの動機』 青空文庫
新しい本の新しい頁が開かれ、問い掛けと答えのハーモニーが空を覆う。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
椋鳥はしら/\明に西から疾風の響をなして空を覆うて渡る。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
空を覆う樫の梢を洩れた日の光が、庭の蒼い苔の上を照らしていた。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
花曇りなどと云う美的感情に発足したあれは胡麻化しで、実は塵埃が空を覆うのに違いない。
— 宮本百合子 『塵埃、空、花』 青空文庫
この時の山の姿の淋しさ、漠々たる灰色は無限の空を覆うて、其中に頂を見せてゐる一帶の山、空際に見えるものとては、此淋しい山の頂だけ、其外はたよりない雲の姿ばかり。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
爆撃機の唸りが空を覆う。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
作例 · 標準
巨大な竜巻が、空を覆うほどの勢いで町に迫ってきた。
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