一個人
いっこじん異読 いちこじん
名詞頻度ランク #22695 · 青空 316 例
標準
private person
文例 · 用例
さもなくば、一個人の手記ではあらうとも、それ以外のものではない。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
――私が思ふに、彼の考へる習慣は彼の良心の義務観念が作つたのだから、彼は考へた後では「一個人としての実践」をすればよいのだ。
— 中原中也 『高橋新吉論』 青空文庫
私一個人の本能としては、死んだつていいのである。
— 太宰治 『義務』 青空文庫
一個人に就いても決して一定して居ない、妻のない時、妻のある時、親というものになっての家庭、子に妻なり婿なりの出来てからの家庭、此の如き調子に家庭の趣というものは、千差万別、少しも一定して居るものでない、標準などいうものの立ち様のないのが、家庭本来の性質である。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
それからまたその週期的な波の「平均水準」が人々によって色々違うのみならず、同一個人でも健康状態によりまた年齢により色々ちがうものとする。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
一個人として、私一|人として、じゃね、……非常に先達ては失敬した、詫をします、と貴方からよう言うて貰いたいのじゃ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
恥入るです――一個人としてじゃが。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
これは公務としてではなく、あくまで一個人の資格で出席した会合です。
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ネット上での発言が、一個人の手に負えないほど拡散してしまった。
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巨大企業の不祥事に対して、一個人として何ができるかを問い続けている。
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