くさや
くさや
名詞
標準
kusaya
文例 · 用例
(三) 土神の棲んでゐる所は小さな競馬場ぐらゐある、冷たい湿地で苔やからくさやみじかい蘆などが生えてゐましたが又所々にはあざみやせいの低いひどくねぢれた楊などもありました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
(三) 土神の棲んでいる所は小さな競馬場ぐらいある、冷たい湿地で苔やからくさやみじかい蘆などが生えていましたが又所々にはあざみやせいの低いひどくねじれた楊などもありました。
— 宮沢賢治 『土神ときつね』 青空文庫
二人が外へ出て迫つた感情をぴつたり並べたところで、一人の男がそゝくさやつてきた。
— 田中貢太郎 『白いシヤツの群』 青空文庫
「可哀相に、遠くさやらねえで、森山の且那のどこさ、金をやる代りに、働きにやるってようなごと出来ねえのがえ?
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
いわれて、あっしも急にげっそりとしましたから、さっそく用いましょうが、なんかお菜がござんしたかね」「くさやの干物があったはずだから、そいつを焼きなよ。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
「あきれちまうな、きのうくさやの干物で奈良づけをたべるまでは、とても調子のいいだんなでしたが、あれからこっち、また少し気が変のようじゃござんせんか。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
くさやの干物に新口ができたとかいう評判ですが、そのことですかい」「しようのねえ風流人だな。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
くさやの干物とまちがえるようなおにいさんに手の出るような安い品じゃねえんだ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫