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漢兵

かんぺい
名詞
1
標準
文例 · 用例
漢兵は十に六、七を討たれ、将軍の一身さえ危うかったという。
中島敦 李陵 青空文庫
それによれば、単于は漢兵の手強さに驚嘆し、己に二十倍する大軍をも怯れず日に日に南下して我を誘うかに見えるのは、あるいはどこか近くに、伏兵があって、それを恃んでいるのではないかと疑っているらしい。
中島敦 李陵 青空文庫
かつてこの地で己に従って死戦した部下どものことを考え、彼らの骨が埋められ彼らの血の染み込んだその砂の上を歩きながら、今の己が身の上を思うと、彼はもはや南行して漢兵と闘う勇気を失った。
中島敦 李陵 青空文庫
上に挙げた二雑誌の拙文には書かなんだが、『大清一統志』九七に、山東省の米山は相伝う斉|桓公ここに土を積んで虚糧と為し、敵を紿いたとあるを見て似た話と思い居る内、同書三〇六に雲南の尋甸州の西なる米花洗馬山は、往時土人拠り守るを攻めた漢兵が城内水なしと知った。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
漢兵さては水ありと疑うて敢えて逼らなんだと書けるを見出し、支那にも白米城の話があると確知し得た。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
私は唐の王昌齢の従軍行にある「前軍夜戦※河北、已報生擒吐谷渾」と云ふ詩の句を思ひ出し、昔遼東の鮮卑の胡王である吐呑渾が、漢兵とこの辺で戦つて生擒されたのであらうと想像すると、二千年前の史蹟に来てゐることを不思議に感じた。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
故に漢時代には、胡兵五而當漢兵一とさへ稱せられた。
桑原隲蔵 支那人の文弱と保守 青空文庫
それでも漢時代には、胡兵五而當漢兵一など稱せられて、支那の兵士も相當勇敢で素質も好かつた。
桑原隲藏 支那猥談 青空文庫