卯波
うなみ
名詞
標準
rising sea waves from late May to early June
文例 · 用例
ひと日は、うるむ月の夜に、水漬く磯根の葦の葉を、卯波たゆたにくちづけし深日の浦をおもひいでぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
三ひと日は、うるむ月の夜に、水漬く磯根の葦の葉を、卯波たゆたにくちづけし深日の浦をおもひいでぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
私のようなみにくいからだでも灼けるときには小さなひかりを出すでしょう。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
猫まつくろけの猫が二疋、なやましいよるの家根のうへで、ぴんとたてた尻尾のさきから、糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
よにもさびしい私の人格が、おほきな声で見知らぬ友をよんで居る、わたしの卑屈な不思議な人格が、鴉のやうなみすぼらしい様子をして、人気のない冬枯れの椅子の片隅にふるえて居る。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
」 狸はもうなみだで身体もふやけさうに泣いたふりをしました。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
」 狸はもうなみだで身体もふやけそうに泣いたふりをしました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
瓔珞は黄や橙や緑の針のようなみじかい光を射、羅は虹のようにひるがえりました。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
作例 · 標準
例句