散茶女郎
さんちゃじょろう
名詞
標準
prostitute from the Yoshiwara district of a fairly high rank (Edo period)
文例 · 用例
今日はもう、どのように言いなんしても、かえしはしませぬぞ」 ――声の主は笑止なことに身分柄もわきまえず、大身旗本のこの名物男早乙女主水之介に、もう久しい前から及ばぬ恋慕をよせている、そこの淡路楼と言う家の散茶女郎水浪でした。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
「早乙女主水之介、また罷り越すぞ」 会所の曲輪役人共を尻目にかけながら、ずいとくぐりぬけて、さっさと登っていった家は意外と言えば意外ですが、先程宵のうちに待ち伏せていて、恋慕の口説を掻きくどいたあの散茶女郎水浪のいる淡路楼でした。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
それはあの散茶女郎の水浪で、姿を見るや駈けるようにしてその袖を捕らえにかかりましたので、退屈男は女の言葉がないうちに言いました。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
相方は和泉屋の楓と云う、所謂散茶女郎の一人であった。
— 芥川龍之介 『或敵打の話』 青空文庫
作例 · 標準
吉原の歴史を紐解くと、散茶女郎は太夫に次ぐ格式高い遊女だったことがわかる。
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浮世絵には、豪華な衣装に身を包んだ散茶女郎が艶やかに描かれている。
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江戸時代の史料によると、散茶女郎を呼ぶにはそれ相応の格式と費用が必要だった。
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