独気
どくき
名詞
標準
文例 · 用例
めくらの爺さんで唄うたうてゐる穿いて下さいといふ草鞋を穿いて笠に巣喰うてゐる小蜘蛛なればまだ孤独気分にかへれない、家庭気分を嗅いだ後はこれだから困る、一人になりきれ、一人になりきれ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
二月十六日 十七日場末の安宿にて休養、いひかへると、孤独気分になりきるために。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
此湖は、摩周湖のやうに孤獨氣でないだけに、派手で、渚の平地には、所々小さい温泉旅館があつた。
— ――北海道の旅より―― 『摩周湖紀行』 青空文庫