土臭い
つちくさい
形容詞
標準
smelling of earth
文例 · 用例
人に依ると、あの花の馨は、糞ッ臭いから、いやだと言うようだが、幸いに私の嗅覚は、それほど過敏でない故か、ちっとも苦にならないどころか、臭いからして、私はこの花が好きだ、梅の匂いのように上品でないかも知れないが、土臭いのが堪まらなくいい。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
はてな、どうもこの水は変に土臭いぞ。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
やうやく貰つた一杯の茶も土臭い臭がして呑み乾すことも出来なかつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
土臭い風が生温く顔に吹きつけていた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
我々の案内を続け、暗く土臭い階段を降りていった。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
村長、村会議員、青年団、処女会、子供、飼犬、等、村の土臭いもので、足をもつてゐる、すべてのものが出迎へた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
八橋の意見について一旦は土臭い百姓に復ったものの、本来の野性は心の奥にいつまでも忍んでいた。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
濁つた水に土臭い鮒がふよつき、酒倉へは巫女が來た、腐敗止のまじなひに。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
作例 · 標準
掘りたての野菜は、まだ土臭い香りが残っていて新鮮だ。
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彼の書く小説は、都会的でありながらどこか土臭い温かみがある。
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雨上がりの森は、湿った土臭い匂いで満ちていた。
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