図南
となん
名詞
標準
large undertaking attempted in a far-off land
文例 · 用例
白金巾の洋傘に、見よ大鵬の志を、図南の翼を、などと書きましてね。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
図南の鵬翼既に成れり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
図南の鵬翼いずれのときにか奮わん。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
慶長年間に到りては、徳川家康、帰化英人アダムスをして百二十|噸の大船を造らしめ、太平洋を横断して、墨西哥と交通せしめ、伊達政宗は、図南の鵬翼を揮わんと欲して、その臣|支倉六左衛門をして、墨西哥に径して、羅馬に使せしむ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
嘗て阿媽港、呂宋を征せんと欲し、「図南の鵬翼何れの時にか奮わん、久しく待つ扶揺万里の風」と歌いたる独眼政宗も、今は「四十年前少壮の時、功名|聊か復た私に期する有り。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
孤客遠游三保羅、偶逢邦友感懐多、豈図南米塵深処、日本店頭談大和。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
信長公の図南西覇の基点として、秀吉がその前駆をうけたまわるところのもの。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
海はなが身の鏡にて、はてなき浪の蕩揺に、汝はなが魂打眺む 海は汝が身の鏡にて、と云はれるとなんだか罪でも犯した気持になる。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫