三稜鏡
さんりょうきょう
名詞
標準
prism
文例 · 用例
これに反して探偵小説の使命は三稜鏡で旧式芸術で焦点作られた太陽の白光を冒涜し、嘲笑し、分析して七色にして見せる尖端芸術である。
— 夢野久作 『探偵小説の真使命』 青空文庫
香ひの光を三稜鏡に透かして見たら、目も綾なものがあらう。
— 北原白秋 『香ひの狩猟者』 青空文庫
三稜鏡は、七色を反射する。
— 宮本百合子 『一粒の粟』 青空文庫
と云うのは、あの時小六と逢痴との間は、玻璃の房に隔てられていて、たしかに小六は、その三稜鏡のため、二重に見えたのではないか――と考えられたからだ。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
しかし、今度は案に相違して、その玻璃房は、二重屈折の三稜鏡だった。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
いつも明るいAの字は白水晶の三稜鏡に七つの羽の美くしい光の鳥をじつと抱く。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
父は冬の藁為事の暇に教員のところに遊びに行くと、今しがた届いたばかりだといふ三稜鏡を見せられた。
— 斎藤茂吉 『念珠集』 青空文庫
父は切りにその三稜鏡をいぢつてゐたが、特別に為掛も無く、からくりも見つからない。
— 斎藤茂吉 『念珠集』 青空文庫
作例 · 標準
太陽光を三稜鏡に通すと、虹色のスペクトルが現れた。
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