大辞典
だいじてん
名詞
標準
large dictionary
文例 · 用例
(以上、日本百科大辞典に拠る) 津軽の歴史は、あまり人に知られてゐない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
それを簡明直截に疑はず規定してゐるのは、日本百科大辞典だけであつたから、一つの参考としてこの章のはじめに載せて置いた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
方相が十二神を従えて疫を逐う状は、『日本百科大辞典』の挿画で見るべし。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
倫敦タイムズ社が売った数千部のブリタニカやセンチュリー大辞典はツンドク先生の客間や質屋の庫に埋もれて了ったと、賢しら顔して云う人もあるが、客間の粧飾となっていようと質屋の庫に禁錮されていようと、久しい間には誰かゞ読む。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
然るに不起の病に罹って、最早余命いくばくもないのを知りつつも少しも紊れないで、余り余裕のない懐ろから百何十円を支払って大辞典を買うというは知識に渇する心持の尋常でなかった事が想像される。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
病気のためにも病床の慰みにも将た又死後の計の足しにもならないこういう高価の大辞典を瀕死の間際に買うというは世間に余り聞かない咄で、著述家としての尊い心持を最後の息を引取る瞬間までも忘れなかった紅葉の最後の逸事として後世に伝うるを値いしておる。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
「そうだ、これは地名辞典でひかなければ駄目なのじゃないか」 帆村はそこで、また棚を探しまわって、更に大きな地名大辞典をひっぱりだした。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
咽喉はジヨンソン博士が大辞典を小腋に抱へたまゝ素通り出来る程広く開いてゐた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
この図書館には、様々な分野の大辞典が所蔵されています。
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言葉の意味だけでなく、専門用語を調べるのにも大辞典は重宝する。
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彼は、休日になるといつもこの大辞典を広げて読みふけっている。
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ウィキペディア
『大辞典』(だいじてん)は、1912年(明治45年)5月に嵩山堂から刊行された国語辞典である。上下巻2冊。収録語数は約18万600語。晩年の山田美妙(山田武太郎)が編纂し、美妙の遺著となった。近代の国語辞典のなかでも最も早い時期に、人名や地名などの固有名詞のほか、学術用語などを多く収録した。
出典: 大辞典 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0