空頼み
そらだのみ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
vain hope
文例 · 用例
其處だけ、火が消えかゝり、下火に成るのだらうと、思つたのは空頼みで「あゝ、惡いな、あれが不可え。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
それでも何時どこから戻って来るかも知れないという空頼みから、近江屋ではその後にも養子を貰おうとはしなかった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
何ともハヤ心細い、タヨリにならぬ空頼みをアテにして、足に任せて行くうちに、何しろ十二月も三十日か三十一日という押詰まっての事で、ピューピュー風に吹かれた大病人上りの大惣が寒がります。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
ところで…… じゃ、何を便りに塵塚に腰を抜いていたか、と言うに、ここも娑婆だから、その内には、月が出ようと空頼み、あの人も恐らくそうででもあったろう、もっとも何かの拍子に、(戦争に行っている方の事を思えば、こうやって一晩ぐらい、) とは言ったがね。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
けれどもこれは空頼みであった。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
いつか何かの折があるだろう、と云う空頼みが俺たちを引っ張っているんだよ」 私は全っ切り誤解していたんだ。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
だが、この診断書は、幾分なりとも、何らかの衝動を与えまいものでもない、と三人は空頼みにした。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
私は、心の中では此の惨事を取消すような、報道の来ることを祈って居ましたがそれは全く空頼みでした。
— 菊池寛 『たちあな姫』 青空文庫
作例 · 標準
彼の「助けてやる」という言葉は、いつも空頼みで終わる。
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そんな人に空頼みしても、時間の無駄だ。
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空頼みをせず、自分の力で道を切り開くしかない。
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