治外法権
ちがいほうけん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #39601 · 青空 47 例
標準
extraterritoriality
文例 · 用例
中国人が、治外法権、領事裁判の撤廃を絶叫するのは、こんなところから原因していた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
今は故人になった前の福岡市の名市長、佐藤平太郎氏は神戸署の一巡査の身で、外人の治外法権制度に憤慨し、神戸居留地域を離るる一間ばかりの処で、人力車夫に暴行して逃げて行く外人を斬って棄て、天下を騒がした豪傑であるが、氏は語る。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
確実に精神が色界即ち物質の世界の法律に支配されていて、治外法権のようなものは或る許された小範囲だけにしか存在しない事を語っているのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
我々は電車に乗る度毎に礼譲の治外法権を目撃して人間の美性が電車に傷られつゝあるを感じる。
— 内田魯庵 『駆逐されんとする文人』 青空文庫
一種の治外法権ともいうべき旗本屋敷に潜伏して、無事に月日を送っていれば、容易に町方の眼にも触れなかったのであるが、お近は江戸へ帰ると、間もなく更に新らしい恋人を見つけ出した。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
幾度懲罰を食っても この懲罰で思い出すが、囚人の中には、どんな懲罰を、幾度食っても獄則を守らないで、とうとう一種の治外法権になっている男がある。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
前金の受け取りを取っても相手は山猿同様……まるで治外法権のような山村のことで、当の相手が人別にもないような男である。
— 栃の木で老猿を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
古い例でいえば、徳川末期の武家権力の崩壊期に、経済的実力をもってきた町人階級が、士農工商の封建身分制にたいする反抗として遊里という治外法権地域をつくり、馬琴の文学にたいして、京伝らの文学をもった場合にもこのことが見られました。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
作例 · 標準
大使館は、治外法権が認められている。
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過去には、日本にも治外法権が敷かれていた時代があった。
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彼は、その地域では治外法権のような振る舞いをしていた。
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ウィキペディア
治外法権(ちがいほうけん、 とは、外交官や領事裁判権が認められた国家の国民について、本国の法制が及び、在留国の法制が 一切及ばないことをいう。在留国の法制が及ぶことを前提に、一定の免除が与えられることを指していうこともある。
出典: 治外法権 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0