いみじくも
いみじくも
副詞頻度ランク #35280 · 青空 0 例
標準
admirably
文例 · 用例
雪峡宮沢賢治塵のごと小鳥なきすぎほこ杉の峡の奥よりあやしくも鳴るや み神楽いみじくも鳴るや み神楽たゞ深し天の青原雲が燃す白金環と白金の黒の窟を日天子奔せ出でたまふ
— 宮沢賢治 『雪峡』 青空文庫
そこには、あるいはこく明にはつらつと、あるいはいみじくも現実的に、あるいは、みがかれた芸術性を以て単純素ぼくに、あるいは、大衆性と広さとをねらって農民の生活が操拡げられている。
— 黒島傳治 『農民文学の問題』 青空文庫
いみじくも造られたる天地よ、自然よ。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
逸作はいみじくも指摘した「おまえの家の家霊はおしゃれで美しいもの好きだ」と。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
「今の世の人、神の御社は寂しく物さびたるを尊しと思ふは、古の神社の盛りなりし世の様をば知らずして、ただ今の世に大方古く尊き神社どもはいみじくも衰へて荒れたるを見なれて、古く尊き神社は本よりかくあるものと心得たるからのひがごとなり。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
読者あるいは、諸作家の書簡集を読み、そこに作家の不用意きわまる素顔を発見したつもりで得々としているかも知れないが、彼等がそこでいみじくも、掴まされたものはこの作家もまた一日に三度三度のめしを食べた、あの作家もまた房事を好んだ、等々の平俗な生活記録にすぎない。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
長短高下をとかく申さで、おのずから其詩品を有りのままに申したる、まことに唐の司空図が詩品にも優りて、いみじくも美わしく御答え申したと、親王も御感あり、当時の人々も嘆賞したのであった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
秋の暈織田作之助 秋という字の下に心をつけて、愁と読ませるのは、誰がそうしたのか、いみじくも考えたと思う。
— 織田作之助 『秋の暈』 青空文庫
作例 · 標準
いみじくも彼の予想が的中する結果になった。
その映画の台詞が、いみじくも現在の状況を表していた。
歴史の教科書にいみじくも書かれていた予言が現実になった。
いみじくも彼の提案が予算削減の最適解だった。