キセル
きせる
名詞
標準
文例 · 用例
そこには長いキセルをもったトルコ人がじっとすわっています。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
とんがり兜もあごひげも得物の槍の三つまたも扮装は絵にある清正と同じでしたが、こっけいなことに、その清正は朝鮮タバコの長いキセルを口にくわえて、しかもうしろにはひとりの連れがありました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
その中を長いキセルでぽかりぽかりと悠長な煙を吐きながら、変わり種の清正が美人の妓生とぬれ場をひとしきり演ずるというのですから、ずいぶんと人を食った清正というべきですが、それよりももっと見物をあっといわした珍趣向は、そのぬれごとのせりふが全部朝鮮語であるということでした。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
おまえ、幹事じゃなかったのかよ」「キセルした奴が、幹事ってわけにはいかねえだろ」「ちゃんと入学して、ちゃんと卒業したじゃないか」 と、慶一が笑った。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
今日の所得(銭七十九銭、米二升一合)今日の買物 一、五銭 キセル 一、三銭 シヤモジ 一、四銭 ハシ 一、弐十四銭 サケ 八月十三日からりと晴れてゐる、身心もさつぱりしてゐる、今日は昨日の分まで行乞しなければならない。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
古ラテン人は食事の初めに煮固めた卵、さてしまいに林檎を食ったので、今もイタリアにその通り行う家族多し、また古ギリシアの諺にエキス・オウ・エキセルテン、卵より生まるというは絶世の美人を指したので、その由来は、大神ゼウスがスパルタ王ツンダレオスの妻レーダに懸想し、天鵞に化けてこれを孕ませ二卵を産んだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
キセルの吸殼を厚い掌にうけて、獨りで、何かむつちり考へこんでゐる年とつた百姓もゐた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
」「キセルをやつてるね。
— 牧野信一 『好日の記』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
キセル 喫煙道具の一種の「煙管」の別称。以下の不正行為はこれに由来する。 不正乗車行為の一種。「不正乗車#中間無札」を参照。 マラソンで、途中で近道ルートを走行したり、車両に乗せてもらうなどして正規のコース・距離を完走しない反則を云う。 キセル (バンド) - 日本のロックバンド。
出典: キセル — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0