鳥首
とりくび
名詞
標準
文例 · 用例
今、彼のいる地点は北武蔵野の一角、入間川を距ること遠からず、秩父から武蔵へ通う山境、鳥首峠が遙か西の方に見られる峡谷の一部落。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
――試みに、今もらいうけて来た山絵図をひらいて見ますと、そこは裏秩父の山の背を越えて、武蔵の入間方面へ出る正丸峠と、山伏峠を経て鳥首から天目山へわかれる山路と、また一方、高麗の郷高麗村の峡谷へ出る幾つかの道の追分になっている。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
西、天目山、鳥首ヲ越エテ天童谷ヨリ甲州路―― 駆けながら見て通った岐れ道の道しるべには、どうやらこう記してあったように読まれましたが……今は何を振顧っているいとまもない。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
前に見えるのは、鳥首峠です、左の山|間に肩をそびやかしているのは天目山のようです。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫