中有
ちゅうう
名詞
標準
bardo
文例 · 用例
こういう連中は全く盲人というでもなく、さればといって高慢税を進んで沢山納め奉るほどの金も意気もないので、得て中有に迷った亡者のようになる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
斯様いふ連中は全く盲人といふでも無く、さればと云つて高慢税を進んで沢山納め奉るほどの金も意気も無いので、得て中有に迷つた亡者のやうになる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
「や、これはそも、老人の魂の抜出した形かと思うたです、――誰も居ませぬ、中有の橋でな。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
スティーヴンスンがイギリス文学中有数の文章家であることは已に人の知るところであるが、本篇における彼の小説的技術もまた極めて高度のものであることは認めざるを得ない。
— 序 『宝島』 青空文庫
厭でも中有につられて不安状態におらねばならぬ。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
才の敏、学の博、貴族院の椅子を占めて優に高かるべき器を抱きながら、五年を独逸に薫染せし学者風を喜び、世事を抛ちて愚なるが如く、累代の富を控へて、無勘定の雅量を肆にすれども、なほ歳の入るものを計るに正に出づるに五倍すてふ、子爵中有数の内福と聞えたる田鶴見良春その人なり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
と思うとやがてその輪郭が輝き出して、目も向けられないほど耀いたが、すっと惜しげもなく消えてしまって、葉子は自分のからだが中有からどっしり大地におり立ったような感じを受けた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
貞世はまっ赤に充血して熱のこもった目をまんじりと開いて、さも不思議そうに中有を見やっていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
仏教哲学において、中有は生と死の間の過渡期を指す。
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中有の教えは、死後の世界に対する理解を深めるものだ。
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彼は中有の概念について、僧侶に質問していた。
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