靄る
もやる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to become misty
文例 · 用例
」浦島は、いかにもやるせないやうな溜息をついて、「私にこんな綺麗な貝をくれたが、これはまさか、食べるものぢやないだらうな。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
親も子もやるところまでやりましょう。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
夫を此頃では寝返りができぬ故客の方へ向てでもなんでもやるより仕方がなくなった。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
僕は幕末の革命に飛び出したり、時には辻斬強盜などもやる方だが、犀星のは本當の古武士であつて、君主の前で禮節正しく構へてゐる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
じゃ、自分もやることは恥かしくない訳だ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
「さ、これもやるよ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
金をくれさえすりゃ、頸でもやるんだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
此の夜縄をやるのは矢張り東京のものもやるが、世帯船というやつで、生活の道具を一切備えている、底の扁たい、後先もない様な、見苦しい小船に乗って居る余所の国のものがやるのが多い。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
作例 · 標準
日が落ちると共に周囲が靄り始め、視界が急速に悪くなってきた。
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山頂付近は常に靄っており、めったにその全貌を現すことはない。
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夜明け前の静かな森が白く靄る様子は、とても神秘的だ。
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