運び手
はこびて
名詞
標準
carrier
文例 · 用例
その堂がもう出来て、切組みも済ましたで、持込んで寸法をきっちり合わす段が、はい、ここはこの通り足場が悪いと、山門|内まで運ぶについて、今日さ、この運び手間だよ。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
近代日本のブルジョア文学において、常に綯いまぜられて来た退嬰的な妥協的な封建的戯作者風の残りものとの関係においては、進歩的面のバトンの運び手であった自我の探求は今日、未開のまま外ならぬ生みの親のブルジョア文学者の手で※られるというめぐり合わせに置かれている如く見える。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
目覚ます術なき大いなる眸子をもてる盲目の女よ、わが如何なる抱擁もつひに汝には訝かしさのみ、我等に附纏ふのはいつでも汝、乳房の運び手、我等おまへを接唇る、穏やかに人魅する情熱よ。
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
もう一つ、とても正直な運び手に町までミルクを運んでもらって、その間自分たちは家にいて、牛やアヒルの世話をしたり、庭や小さい田畑の仕事をする方が好都合だった、というのがもっと大きな理由でした。
— A Dog of Flanders 『フランダースの犬』 青空文庫
「おそらく、すぐあなたと行ってくれる運び手をご用だてできるでしょう」 そしてついにベッドの上に身をかがめると、扉をあけた。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
歴史的な東ヨーロッパ発疹チフス流行中心およびアフリカの病例から得られた病原体は齧歯類に毒性が弱くここで記載するにはあまりにも技術的と思われる理由で何世紀にもわたってラットだけでなく人間を運び手として蔓延したと思われる。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫
作例 · 標準
この貨物の運び手は、信頼できる運送会社だ。
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ウイルスは症状のない運び手によって広がることもある。
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バトンを受け取った次の運び手は、猛然とゴールを目指した。
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