宝捜
たからさがせ
名詞
標準
文例 · 用例
宝捜しの案内記のようなものである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
だれとも知れぬ侵入者は驚くべき鋭敏な感覚で、宝捜しでもするような気で捜し出すと見えて、ほとんど残りなしに抜き取ってしまうのである。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
――」 そこで係官の指揮で、刑事たちは一勢に部屋の中を宝捜しのように匍いまわった。
— 海野十三 『人造人間事件』 青空文庫
そして、唇の裂けたシャカバクや、おしゃべりの理髪師や、カスガールの小さな佝僂などを、たしかに知ってる気がしたし、また、宝捜しの男の魔法の木の根をくわえてる黒い啄木鳥を、田舎に散歩しながら見出そうとつとめていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
「宝捜しは困るよ、番頭さん」「ヘエ――」「上総屋の案内を知った者が、幾日かかっても解らないというのに俺が行ったところで解るわけはない。
— 十万両の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
そいつは岡っ引より易者へ行く方が早いぜ」 平次は宝捜しにまでコキ使われる馬鹿馬鹿しさが我慢がならなかったのです。
— 十万両の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「そいつは気の毒だが、どうも俺は宝捜しに乗出すわけには行かねエ。
— 十万両の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
十万両の宝捜しよりも、朝顔の苗の方が大事だったのです。
— 十万両の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫