担者
たんしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
私たちは、人類の生活の一部分の貴い分担者として、自分を見ているのです。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
此の虚無的な精神は悪へのみの加担者ではない。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
そして、それは千人針からはじまって、すでに特殊な生産部門に男と代って働く女の力、あるいは複雑な日本の経済条件の日々の負担者としての女の力が呼び出されているのである。
— ――日本女性の覚悟―― 『祭日ならざる日々』 青空文庫
女がその生涯の終りに、自分が女であることの歓喜に包まれて死ねるように生きたいと希う心は激しくつよいのであるが、女としてのよろこび、悲しみの自覚のむこう側にはいつも分担者としての男がなければならず、更に大きい背景として当代の男女を活かし殺す時代というものの歴史性の強い作用がある。
— 宮本百合子 『未開の花』 青空文庫
そして化けの皮がやぶれて、わしは陰謀加担者として罰せられますからね。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
) お葉と宣っている女猿廻しは、お八重にとってはよい加担者であった。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
でもお葉を加担者に引き入れたのは、全く偶然のことからであった。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
……ついては其方妾の加担者となって、盗んだ器物を機会を見て、妾から其方へ渡しますゆえ、其方その品を何処へなりと、秘密に隠しては下さるまいか。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫