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甲比丹

カピタン
名詞
1
標準
chief trader (of the Dutch trading post at Dejima)
文例 · 用例
私は夕食後例のやうに食堂上部の美麗なる談話室に出でゝ、春枝夫人に面會し、日出雄少年には甲比丹クツクの冐瞼旅行譚や、加藤清正の武勇傳や、また私がこれ迄の漫遊中の失策談などを語つて聽かせて、相變らず夜を更かしたので、夫人と少年をば其船室に送り込み、明朝を約して其處を去つた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
和漢三才図会によれば、南蛮|紅毛の甲比丹がまづ日本に舶載したるも、このシガレツトなりしものの如し。
―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 骨董羹 青空文庫
古伊万里の茶碗に描かれたる甲比丹、(蘭人を顧みつつ)どうしたね?
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
唯ちつと頭痛がするものですから―― 甲比丹、今日は妙に蒸暑いからね。
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
唐皮の花の間に止まれる鸚鵡、(横あひより甲比丹に)※」は底本では「謔」]ですよ。
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
甲比丹、頭痛ではないと云ふと?
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
甲比丹(蘭人に)まあ黙つてゐ給へ。
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
―― 甲比丹、何時も扇を持つてゐる女か?
芥川龍之介 長崎小品 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の出島において、甲比丹はオランダ商館長として貿易の実権を握っていた。
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甲比丹一行は、将軍に謁見するために長崎から江戸まで長い道のりを旅した。
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当時の日記には、甲比丹が日本の役人と交渉に奔走する様子が詳しく記されている。
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2
標準
captain (of a European ship; Edo period)
作例 · 標準
港に停泊した南蛮船から、甲比丹が堂々と降りてきた。
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甲比丹は異国の言葉で指示を出し、船員たちが機敏に動いた。
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長崎の出島では、甲比丹との貿易交渉が行われていた。
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沖合に現れた黒船の甲比丹は、威厳のある人物だったという。
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