死に身
しにみ
名詞
標準
at the risk of one's life
文例 · 用例
その私たちの登山にしてからが、時間不足のために、絶頂の剣ヶ峰ともいうべき、シャスタ・ピークまでは、達しなかったのだから、一個の予察地形図をスケッチしたぐらいの、軽い気分で読んでいただきたい、何も登山記だからと言って、死に身になってコチコチと緊張しなければならない、というものでもなかろう。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
想い見た死に身を横えるとき、自分の生を眺め返せば「あれは、まず、あれだけのもの」と、あっさり諦められた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
そこで死に身になって料簡を逆に取りましてね。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
それまで死に身になって稼いだので、女と聞いて胸の轟く時は徒らに過ぎ去って、心が落ち着いていた。
— 森鴎外 『蛇』 青空文庫
取ったり取られたりして争っているうちに、二人は毛皮をそこへほうり出して死に身のむしり合いになった。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
彼等は勇氣を振ひ、折から眞夏に向ふ季節の力に押されて、ぐんぐん成長して行く生きもののやうな植物と死に身に組んで、再び汗と脂とを搾りはじめた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
私は死に身を任せる覚悟のできていない生活はたしかなものではないと思いだしました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
が、死に身になった次郎には、その痛みも気にならない。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
作例 · 標準
彼は死に身で敵陣に乗り込み、作戦を成功させた。
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病の母を救うため、彼女は死に身で薬草を探しに出かけた。
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死に身になって戦う覚悟がなければ、勝利は掴めない。
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標準
dead body
作例 · 標準
遺体安置所には、身元の分からない死に身がいくつか運ばれてきた。
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事故現場には、無残な死に身が横たわっていた。
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彼は死に身を前にして、ただ静かに手を合わせた。
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