遠耳
とおみみ
名詞
標準
sharp hearing
文例 · 用例
ぼろんぼろんとわたしの遠耳にきこえてくるあやしい太鼓のおと。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
その噂の最初がやかましいものだつたにかゝはらず、何にしろ事件はこの土地からはるか離れた所で遅々として進んでゐるのか停滞してゐるのかわからない位であつたから、いつとなく遠耳になつてゐた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
縮地術、遠耳術、遠観術、震天術、クレボヤンス式のこれらの諸術も、彼の説明による時は、決して決して不可能ではなかった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
おおそうそうこんな時に、遠耳秘法を講じて見よう」 そこで彼女は大地へ坐り、堅く両手で耳を抑え、額を地面へ押し付けた。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
しかし彼女の遠耳秘法には、一つ未熟な点があった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「お前さんらの耳は遠耳という奴でな、近いところが分らないのさ。
— 室生犀星 『不思議な魚』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は年を取っても遠耳なので、小さな音も聞き逃さない。
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彼は遠耳なので、隣の部屋の会話もよく聞こえるらしい。
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遠耳が利く犬は、遠くの物音にもすぐに反応する。
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