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じゅん
名詞
1
標準
文例 · 用例
単に詞の上で見るならば、いのあるということは、客観的な云い方で味いのあるということは、主観的な云い方であるとも云える。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
こう考えてくると味いのあるという事といのあるという事とは、その意味の内容に殆ど相違は無いように思われる。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
一寸考えると、いのあるという事は味があるというよりは稍狭義に思考せられるが、いがあっても味いは無いという事は、想像が出来ない。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
そうして味いのある歌にいが無いということも考えられない。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
ただ味いの無い佳作という事は容易に想定が出来ないに反しいの感じは無くても、佳作はあり得ると無雑作に考えられる。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
味いといとはこれだけの相違はあるように考えられる。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
けれども如何なる塲合に於ても、歌にいが無いということをもって、創作上の進歩と認め得るような事は断じて有得ないと考えられる。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
そうして予は最もいのある歌を好むのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫