着尺
きじゃく
名詞
標準
standard length of material used in a kimono
文例 · 用例
戦争前の、そろそろ町に物資不足を訴へた時分にも、デパートといふデパート、その他、浅草、銀座、人形町……あたりの衣類店が、一斉にベニ赤ッぽいべらべらした染地の着尺ものを店頭に飾つたことがあつて、ぼくは町の「風紀衛生」の上に、この安染料ものは感服しないと思つたことがあつた。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
何も昔風な着尺ばかりに頼らずに、帯地とか、窓掛とか、新しい様々な用途に進んで行ったら、広々とした世界が開けたでしょうに、この仕事を棄て去ったことは、沖縄のために取り返しのつかない損失でした。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
一時は着尺にも夜具地にも用途が広く、相当に栄えた仕事でありましたが、いつしか流行におくれ、今は絶え絶えになりました。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
大柄小柄色々と織りましたが、前者は主として夜具地に後者は着尺であります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
」 布団の下からは、それには答えずに、泣きじゃくりが聞えて来た。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
」 泣きじゃくりは、やはりつづけられて来た。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
) おみちは泣きじゃくりながら起きあがった。
— 宮沢賢治 『十六日』 青空文庫
するとだんだん泣きやんでつひにはたゞしくしく泣きじゃくるだけになりました。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫
作例 · 標準
この着尺は、一枚の反物から作られている。
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母は、古い着尺を使って座布団カバーを作ってくれた。
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着尺の柄を選ぶのが、着物を作る上での楽しみの一つだ。
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