湯桁
ゆげた
名詞
標準
文例 · 用例
そうそう、この隅の所を勘定しなくては」 指を折って、十、二十、三十、四十と数えるのを見ていると、無数だという伊予の温泉の湯桁の数もこの人にはすぐわかるだろうと思われる。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
「有馬に湯あみせし時、日くれて湯桁のうちに、耳目鼻のなき痩法師の、ひとりほと/\と入りたるを見て、余は大いに驚き、物かげよりうかゞふうち、早々湯あみして出でゆく姿、骸骨の絵にたがふところなし。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
おそらく湯棚・湯桁は、この神事のために、設けはじめたのだろう。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
此で見ても、湯棚・湯桁は、神秘な行事の行はれた所である事が、察せられるのである。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
恐らく湯棚・湯桁は、此神事の為に、設けはじめたのだらう。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫