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逃散

ちょうさん異読 とうさん
名詞
1
標準
fleeing in all directions
文例 · 用例
」 ワッと怯えて、小児たちの逃散る中を、団栗の転がるように杢若は黒くなって、凧の影をどこまでも追掛けた、その時から、行方知れず。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
また、苦しくって堪らねえから、村を逃散してどこぞへ落ちのびて行くのも罪になるんだ、いてもわるし、動いても悪し、立って退けばまた悪い、百姓というものは浮む瀬がねえ」と米友がつぶやきました。
胆吹の巻 大菩薩峠 青空文庫
怪しい気配を訝しがった城入道その他の人々が、廊を踏鳴らして近寄ると、天狗たちはばらばらと柱をよじ上り、鴨居を伝わって逃散ります。
小金井喜美子 鴎外の思い出 青空文庫
守衛および伽洞民衆は逃散してしまう。
服部之総 撥陵遠征隊 青空文庫
「恫喝」したら兵士は逃散したが指揮官だけは決死の形相で道をはばんでいる。
服部之総 撥陵遠征隊 青空文庫
(朝鮮の史料では伽洞民衆は武装した洋夷一行を見て守衛とともに逃散したはずだ。
服部之総 撥陵遠征隊 青空文庫
「手強いぞ、退け、引上げろ」 頭分らしい一人が叫ぶと、残った者たちはさっと闇の中へ逃散って行った。
山本周五郎 武道宵節句 青空文庫
二 ちょうさんは即ち「逃散」であります。
農奴の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
敵の襲来に、村人たちは一斉に山へ逃散した。
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火事だと勘違いした人々がパニックになり、出口に殺到して逃散した。
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突然のサイレンに、人々は騒然となり、あちこちへ逃散し始めた。
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