記憶をたどる
きおくをたどる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to reach back into one's memory
文例 · 用例
「文庫」の記憶をたどると、いつも一番先に余の眼底に髣髴とするのは「風流線」である。
— 牧野信一 『余話(秘められた箱)』 青空文庫
「文庫」の記憶をたどると、いつも一番先に余の眼底に髣髴とするのは『風流線』である。
— 秘められた箱 『余話』 青空文庫
「これはどうしても自分だけの怪し気な記憶をたどるより他は道がなさゝうだ。
— 牧野信一 『鱗雲』 青空文庫
子供の時分の記憶をたどると、俗にいふ大黒さまとお夷さまとが私の生れた木曾の山家などにも飾つてあつたのを覺えてゐる。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
「伊達家のわかものじゃな」 記憶をたどるようにしていた役人は、見下してそう云った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
私の古い聞き覚えの記憶をたどるまでもなく、この談話の筆記者は当時「文章世界」の記者だつた前田晁氏である。
— 水野葉舟 『言文一致』 青空文庫
それはあたかも、記憶をたどる人が、目をつむって首をかしげているように、そして時間もそれにまけてはいないのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
はっきりとはわからないが、心をひそませてじっくりと記憶をたどると、雁来紅の家へ行く道筋が、おぼろげに心に浮んでくる。
— 雁来紅の家 『キャラコさん』 青空文庫
作例 · 標準
昔のアルバムを見ながら、楽しかった記憶をたどった。
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事件の手がかりを探すため、彼は必死に記憶をたどった。
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「そういえば…」と、遠い記憶をたどりながら彼女は話し始めた。
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久しぶりに故郷に戻り、子どもの頃の記憶をたどる。
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